テレビや雑誌などさまざまなメディアで発信を続ける国際政治学者の三浦瑠麗氏。なかでも政治や文化について一段深い議論を展開するのがプレジデント社の公式メールマガジン「三浦瑠麗の『自分で考えるための政治の話』」(毎週水曜日配信)だ。同メールマガジンから抜粋・再編集した記事をお届けする。

厳しいまなざしは男性の場合にも適用されるのか

話題の本、『女帝 小池百合子』を読んだ。前評判がすごかったのと、舛添要一氏との恋愛などの知られざるエピソードに引きずられて読んだのだが……。

日光の下でぼやけた人々新宿商店街を歩く, 東京, 日本
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石井妙子さんについては、文藝春秋などでその文を読んでから、『おそめ』を買って愛読したりしたが、非常に緻密な書き方をされる作家だと思う。圧倒的な取材力に裏付けされたエピソードの断片は、印象的な記述に満ちている。総理になりたいという野心を持ち、ここまで日々話題になる政治家としては考えられないような、時折見せる冷淡さのギャップなども人間観察として興味深い。ただ、同時に生身の小池百合子さんを同時代に観察している者として、自分がまったく知らないおそめさんの伝記を読んだときとは違う印象も持った。

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言うまでもないことですが、政治は私たちの暮らしに密接です。その一方、選挙のたびに政局に振り回され、結局は「無党派層」を自認し、政治に距離を感じている人も多いはず。本メルマガでは、三浦さんの本分である国際政治学者としての知見をもとに、混迷する政局と日本社会を取り巻く状況を読み解くための情報をお届けします。また、話題となっている政治ニュースを取り上げ、その裏にある背景を、メルマガ読者だけにお伝えしてまいります。