橋下ゴジラvs吉村ガメラ、日本を救うのはどっちだ

橋下氏は前述の番組にて、「トンデモ厚労省」の一連の対応について「権限と責任があいまいで、日本の行政は動かない」とも批判した。さて、橋下氏が拙稿「これが対コロナ最強布陣「橋下総理、小池長官、吉村厚生相」」をきっかけに「#橋下総理」がツイッターのトレンド入りをはたした。一方、吉村氏に関しても、これまた拙稿「安倍晋三に絶望…自然発生的「吉村総理」待望論、強まる」は配信直後にプレジデントオンラインのアクセスランキングで1位(1時間)を36時間ほどとり続けた。橋下総理、吉村総理、その賛否はさておき、この現状に国民の対する危機感を表している。

失礼を承知で、吉村知事はどことなく顔がガメラに似ている気がする。そして橋下氏はゴジラのように。知らない人のために簡単に説明しよう。人類の敵・破壊神として知られるゴジラだが、映画会社の都合で、第5作「三大怪獣 地球最大の決戦」以降、地球侵略を企むガイガンと対峙するなど、正義の味方としての戦いを見せている。橋下知事・市長時代も「既得権益の壊し屋」としてメディアから袋叩きにあったものの、その後、大阪は、地下鉄民営化など目に見えて発展を遂げた。ガメラは、ライバル会社がつくったゴジラに対抗する形で誕生した。ゴジラ同様に凶暴な一面を持ち合わせていたが、子どもには優しい一面を持っており、「悪を倒す正義の怪獣」になった。

ゴジラもガメラも同じようなものではないかという人もいるかもしれないが、現在の印象としては、平成年代に入って破壊神に戻ったゴジラと、人類の味方でありつづけるガメラと対称的なキャラ設定となっている。橋下氏は自身を「無責任なコメンテーター」と評し、ときに実現ハードルの厳しい意見を臆することなく提言するのに対し、吉村氏は現役の知事であることからポジティブな物言いが多いという部分も、それぞれがゴジラ・ガメラと被るイメージがある。

いずれにしろ、ポスト安倍の有力候補の二人。切磋琢磨して、よりよい社会を実現していってほしいものだ。

橋下ゴジラvs吉村ガメラ、日本を救うのはどっちだ!

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