まだ、早すぎる――。2006年1月、米大リーグ、シアトル・マリナーズで活躍していた長谷川滋利さんが引退を表明したとき、多くの人がそう思ったに違いない。だが長谷川さんは、本書のなかで「『ちょっとは後悔するやろうな』と思っていたんですが、結局まったく後悔していません」と述べている。
長谷川滋利●はせがわ・しげとし 1968年、兵庫県生まれ。91年立命館大学経済学部卒業後、オリックスブルーウェーブに入団し、新人賞獲得。97年に渡米。アナハイム・エンゼルス、シアトル・マリナーズにてセットアッパーとして活躍する。2005年引退。現在は解説サイト(http://www.sportskaisetsu.com)運営にも力を入れる。
引退すると燃え尽きてしまう人は少なくないが、長谷川さんには周到な用意があったからだ。
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(永井 浩=撮影)


