楽観や過度な悲観に巻き込まれないために

1月以降、中国を中心に、新型コロナウイルスの感染が広がる中、あるベテランファンドマネージャーは「高値で推移していた株を徐々に売りはじめ、ポートフォリオに占めるキャッシュポジション(現金の持ち高)をそれまでよりもかなり多めにした」と話していた。そうした投資行動は、資産を守るために大切だ。

周囲の楽観や過度な悲観に巻き込まれることを避けるためには、自分なりのリスクとの付き合い方、購入の際の基準などの“投資哲学”を確立し、徹底することが欠かせない。それは、変化をチャンスに変え、より豊かな人生を目指す一助となるだろう。

【関連記事】
3兆円投入のツケ「東京五輪の失敗」で大不況がやってくる
コロナショックで下落した積み立て投信とiDeCOはどうするべきか
ジム・ロジャーズ「2020年から世界中の景気が悪くなる」
未曾有の"コロナ大不況"突入…「五輪中止で日本沈没」、始まる
5回の暴落を経験した経済評論家が伝授「今、投資で絶対やってはいけないこと2つ」