「国民を守れる国」とはどういうことか
日本政府は同じ状況で、果たして乗客に「紙おむつ」を履かせることができるだろうか。武漢からチャーター便で帰国した邦人のうち2名は、検疫検査を拒否して帰宅したと報じられている。市民を混乱させるデマや嘘は今も横行しているし、マスクやトイレットペーパーの高値転売も1カ月以上野放しだった。わがままな人、ずるい人、嘘をつき人をだます人が得をして、善良無垢な国民が苦しむ社会を放置して良いのだろうか。
台湾は日本よりも小さく、国際社会では国家として認められていない。しかし、間違いなく「強い政府、機能する行政、国民を守れる国」が台湾にはある。一方の日本はどうか。遺憾ながら「弱い政府、機能しない省庁行政、一丸となれない政治家の管理する国」としか表現できない。そう思うのは小生だけだろうか。
その犠牲になり、我慢を強いられるのは国民なのである。今こそ「その原因は何なのか」を、国民一丸となって真剣かつ冷静に考え、見直す時期なのではないだろうか。