生きる力は感情に素直になることで生まれる

最後に「癒し」である。つらいとき、悲しいとき、そして寂しいとき、自分のために泣いてあげる、怒ってあげる。普段の生活では抑えている感情を解放してあげることは、とても効果的だと思う。断捨離もそうだが、まず捨てる。そうしたら自分に必要なものが入ってくる。

勝屋久『人生の目的の見つけ方 自分と真剣に向き合って学んだ「倖せの法則」』(KADOKAWA)

こういった「許し/許可」「観念や思い込みが外れる」「癒し」が栄養分になり、根が広がった分だけ強く、たくましくなる。この根っこが受容性(人の器とか、自分を生きる力)なのである。屋久島の杉の木のように、樹齢の長い大木は、枝葉を広げている分だけ根を張っているそうだ。

そうなるためには、自分に栄養となる時間を注ぐことだ。そうしたら、結果として大木の下で誰かを休ませられるかもしれないし、たくさんの実がなり、豊かさの循環を生み出し、たくさんの人と感情や思いを分かち合うことができるのではないだろうか。

これが、自分の内側と外側との「調和と統合」の状態であり、まさに自分とつながり、無限の力がみなぎってくるのだ。

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