2020年、若者たちの興味をひくのはどんな商品なのでしょうか。「2020年はコレが来る!」をテーマにした座談会では、若者たちのライト志向が見えてきました。司会と解説は、若者文化に詳しい原田曜平さんです。
左から丹羽さん、山田くん、赤峰沙都さん、赤峰沙枝さん、福永くん
座談会メンバー
山田 修平くん/法政大学3年生。サッカーサークルに所属。男性
赤峰 沙都さん/法政大学国際高等学校1年生。グルメ情報はSNSから。女性
赤峰 沙枝さん/法政大学1年生。沙都さんの姉。女性
福永 怜生くん/早稲田大学4年生。IT・通信系の流行に注目。男性
丹羽 明日香さん/早稲田大学3年生。趣味はベリーダンス。女性

時代は「エナジー」から「チル」へ

【原田】若者の間では2020年、何が流行はやるんだろう。周囲で話題になっているものや「コレが来る!」と思うものを挙げてみてくれるかな。

【山田くん】僕はリラックスしたい時向けのドリンク「CHILL OUT(チルアウト)」が来ると思います。前はレッドブルなどのエナジードリンクが人気だったけど、これからは気分をシャキッとさせるより、チルする(くつろぐ、まったりする)ほうに注目が集まりそう。AIが開発したリラクセーションフレーバーを使っているという点にも興味が湧きます。

リラクゼーションドリンク「CHILL OUT」。勉強や仕事の合間のリラックスしたいときに(写真提供=Endian)。

【原田】これまではエナジードリンクが人気で、特に若者が中心になって市場を伸ばしていたんだけど、これは真逆の発想だね。確かに最近、若者の間では「まったり」のニーズが高まっているように思う。その意味では、エナジードリンクよりこっちのほうが時代感覚を先取りしていると言えそうだね。

【山田くん】テスト勉強の合間にこれを飲んでリラックスすれば、また集中して勉強を続けられる気がします。GABA配合で健康によさそうなところや、スタイリッシュなデザインも若者に受けると思うんですよ。

【原田】人工甘味料や保存料、着色料も使っていないんだね。今は「健康」が商品の強みになる時代だし、パッケージなどの見栄えも重要。これは面白い商品だと思うよ。