傘、保冷バッグ、スマホ関連グッズはお得感がある
300円ショップのもう一つの強みは、300円とは思えない雑貨のクオリティー。3COINSはシンプルな生活雑貨がメインだが、よりキュートさを強めたアイテムの「CouCou(クゥクゥ)」、ティーン女子が喜びそうな雑貨がそろう「ミカヅキモモコ」の商品は、インスタでも華やかさを振りまいている。
しかも「カワイイ」だけでない、300円ならではのお買い得品もある。例えば傘。さすがに100円では入手が難しい傘も、300円ショップなら種類が多い(デザインはかわいらしいのだが)。また、バッグ類のサイズも一回り大きい。アウトドアに役立ちそうな保冷バッグは、2リットルのペットボトルが3本入るビックサイズだ。ランドリーケ
また、スマホ関連グッズも人気のようだ。スマホリングやケースなど、女子好みのアイテムが300円で買えるのはお値打ちだろうし、
原則は「機能の100円、デザインの300円」
ただし、気を付けるべき点もある。300円ショップで購入後に100円ショップに行くと、同じ機能で価格が3分の1のアイテムを見つけて、がっかりすることがあるのだ。
筆者は300円ショップで珪藻土のスプーンを購入したのだが、その直後に100円ショップで同じようなものを発見した。サイズは若干違ったものの、同機能の商品を3倍の値段で買ってしまったことにかなり落ち込んだ。やはり、「機能の100円、デザインの300円」を原則に、機能重視の商品を買うならまず先に100円ショップをチェックすると、後悔せずにすむだろう。
また、100円のアイテムよりもサイズが大きいものが買えると書いたが、このところ100円ショップでもビッグサイズの収納アイテムやバッグを見かけるようになってきた。雑貨としてのクオリティー面では及ばないが、デザイン面にいっそう力を入れているのがわかる。今や200円300円の商品も同列に並べるようになってきた100円ショップは、今後ますます300円ショップを猛追していくに違いない。
消費税10%で、100円商品は税込み110円に、300円商品は税込み330円となった。値上がり感は否めないだろう。100円ショップで買うべきもの、300円ショップで買うべきものを使い分け、うまく節約に生かしたいものだ。