都連を「悪役」にして孤立させるシナリオが進行中

一方、小池氏はどうか。一時は80%近い都民の支持を得ていたが今は求心力も衰え、支持は全盛期の半分程度になってしまっていると言われる。先ほど紹介したような、知名度のある候補者を自民党が擁立すれば、小池氏も苦戦するかもしれない。

しかし、小池氏は、そんな時の戦い方を知っている。「悪役を作り上げ、それに対抗する正義の味方として立ち振る舞う」というのが小池流だ。まさに16、17年の知事選、都議選がそうだ。自民党都連や都議会を「悪の象徴」のように位置づけ、自身をフレームアップしていった。

その戦術を取ろうとした場合、二階氏の「暴走」は、ある意味ではありがたい。自民党都連が「反小池」で凝り固まり、都政でも抵抗勢力のようになっていけば、逆に小池氏には追い風が吹く。さらに二階氏が党本部をコントロールしてくれれば自民党都連を孤立させることができる。

小池氏はかつて、「緑のたぬき」と言われた。来年は久しぶりに「たぬき」の本領を発揮することになるのだろうか。

(写真=時事通信フォト)
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