営業利益を支えたのはインドのネット通販の売却
アームやインドのスマートフォン決済ペイティーエムのように、テクノロジー面で通信事業とのシナジーを狙って投資するケースもある。ただしSVFから投資する場合は、あくまでファンドの利益が優先されることになる。
18年4~6月期の投資事業の営業利益が大きく伸びたのは、インドのネット通販フィリップカートの株を米ウォルマートに売却することが決まった時期だったことが大きい。ただ、ソフトバンクは18年6月末現在の公開だけで322億ドルの投資を将来的に1000億ドル(約11兆円)まで引き上げる目標を掲げている。
今後は事業運営に加え、投資事業の重要性が高まってくるだろう。
(構成=吉田洋平 写真=iStock.com)