一流企業のエース社員は、どうやって資料を作っているのか。今回、5つの企業にプレゼンテーションのスライド資料を提供してもらい、その作り方の極意を聞いた。第4回はANA・中井正浩氏のケースについて――。(第4回、全5回)

※本稿は、「プレジデント」(2018年7月30日号)の特集「できる人の資料術」の掲載記事を再編集したものです。

極力文字を減らし、一目で理解が前提

企業活動がグローバル化し、日本のビジネスパーソンが外国人を相手にプレゼンを行うケースも増えている。とはいえ、外国人向けのプレゼン資料は、日本人向けとはつくり方を変える必要がある。

写真=iStock.com/GA161076

全日本空輸(ANA)の中井正浩さんは、2015年5月~18年4月の3年間、ルフトハンザドイツ航空(ルフトハンザ)に派遣され、ドイツのフランクフルトに駐在。欧州では英語がビジネスの共通言語だったものの、プレゼンの相手は国籍も人種も多種多様。コミュニケーションも、日本人同士のようにはいかない。そこで中井さんは、「パワーポイントで作成したプレゼン資料の内容は、なるべく親しみやすくして、目的や結論を端的に伝えることを心がけていました」と振り返る。