トライアスロン形式の「161km」にみやぞんが挑む
日本テレビ系で8月25、26日に放送される『24時間テレビ41 愛は地球を救う』で、お笑いコンビ・ANZEN漫才のみやぞんが、史上初めてトライアスロン形式で実施される「チャリティーマラソン」に挑む。
『24時間テレビ』では100km前後の「チャリティーマラソン」が恒例となっており、昨年はお笑い芸人のブルゾンちえみ、一昨年は落語家の林家たい平がランナーを務めた。今年は初のトライアスロン形式で、みやぞんはスイム(水泳)1.55km、バイク(自転車)60km、ラン100kmの合計161.55kmにチャレンジする。
8月25日正午すぎにスイムをスタート。同日午後にバイク、夜にマラソンをそれぞれスタートさせて、26日午後8時54分の放送時間終了までにゴールを目指すという。公開練習では、トレードマークのリーゼントを封印し、サンバイザーをかぶって38kmを走った。報道陣から得意種目を聞かれると、「正直言って、今んところないんです。それぞれ同じくらいつらい。3種目のバランスが大変」と不安を口にしていた。
「罰ゲーム」のように扱うのは時代遅れ
毎年思うことだが、マラソンやトライアスロンを「罰ゲーム」のように扱うのは、もう時代遅れだろう。
東京マラソン(2019年大会は参加定員3万7500人)の一般抽選倍率は10倍以上。エントリー費1万円を支払ってでも「マラソンを走りたい!」と思っている人はたくさんいるのだ。
それどころか近年は、フルマラソンでは満足できない人たちが増えている。たとえば、スイム、バイク、ランの3種目をこなすトライアスロン。日本トライアスロン連合によると、2013年時点で国内の大会数は290、競技人口は約37.5万人。国内レースが開催されるようになった1981年から競技人口は約30倍になっている。しかも平均年齢は42.7歳。40~50代の挑戦が目立つ。
トライアスロンは大きくわけて4つのカテゴリー(ディスタンス)に分類される。
スイム1.5km・バイク40km・ラン10kmの合計51.5kmで行われるのが、「スタンダード」。オリンピック競技で採用されている距離設定で、「オリンピック・ディスタンス」とも言われる。
このスタンダードの約2倍が「ミドル」(スイム2.5km・バイク80km・ラン20kmの合計102.5km)で、約3倍が「ロング」(スイム4.0km・バイク120km・ラン30kmの合計154km)になる。
そして最上位が「アイアンマン」というカテゴリーだ。これは、スイム3.8km・バイク180km・ラン42.195kmの合計約226kmで行われる。
「アイアンマン」は自らの力で走りきることが求められており、ドラフティング(他人を風よけに使ってのバイク走行)は禁止されている。またパンクやメカトラブルも自分で対応しなければならない。だからこそ、制限時間内(主に17時間)にフィニッシュすると、「鉄人」の称号を受けられるのだ。