「太陽光ファンド」の分配金利回りは約6.3%
株式と同様に売買できる商品にも、高利回りを期待できるものがあります。
2016年12月にインフラファンド市場に上場した「いちごグリーンインフラ投資法人」は太陽光発電施設に投資する、いわゆる「太陽光ファンド」です。今後10年間の予想分配金を発表していますが、それによると18年6月期には7180円の分配金が支払われる予想です。一口あたり11万2600円(17年10月17日時点)という現在の投資価格で計算すると、分配金利回りは約6.3%です。
株式では、配当金だけでなく株主優待も含めてお得な「総合利回り株」が低リスクでおすすめです。たとえば、「マルエツ」や「マックスバリュ」などを展開するユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスでは、配当金と株主優待券(商品券)を合わせた総合利回りは7%にもなります。
値上がり益を狙うなら「世界中の株式に投資するインデックスファンド」もいいでしょう。中長期の期待収益率は年4~5%程度です。
元本保証なら地銀の「ネット定期」が候補に
企業1社に資金を貸し付けてその利息が投資家に還元される、オリックス銀行の「eダイレクト金銭信託」も人気です。予想配当率は0.3~0.5%程度となっています。
一方、リスクは避けて元本保証がある商品で手堅く運用したいという場合は、地方銀行の「ネット定期」が候補になります。預け入れ上限が100万円程度のものが主流ですが、愛媛銀行四国八十八カ所支店では金額の上限がなく、300万円以上の預け入れなら年利は0.25%。大手銀行のスーパー定期(300万円以上/0.01%)の25倍の水準です。
世界情勢が不穏ですが、有事に価格上昇が見込まれるのが、「金」です。金貨なら1オンス約17万円で購入できます。