「紙の計算機」を活用しよう

まず、次の問題にトライしてほしい。「地球から月までの距離は約38万kmある。では、はたして1枚のコピー用紙(厚さ0.08mm)を何回折ると、紙の厚さが地球から月に到達するか。(1)約40回、(2)約4000回、(3)約4万回」――。

こうした大きな数の計算をするときに便利なのが、「指数法則」である。指数法則とは、2数のかけ算は指数のたし算として、わり算はひき算として計算できる便利な法則だ。2の2乗や3の2乗など数字の右肩に乗っている数字のことを指数という。