さて、肝心の使い勝手だが、筆者が半年強利用した感覚だと、やはり一番便利さを実感するのは、Suicaを利用するシーン。改札にかざすだけで通過できるのは快適だ。

iDやQUICPay決済も実践したが、こちらはSuica利用時と違い、「Touch ID」に指を載せたままリーダーにかざす(iPhone 7の場合)。なかなか読み取り機が作動せず、何度か歯がゆい思いもしたが、財布を忘れたときなどに頼れることはたしかで、所有する価値はあると感じた。

iDとQUICPayは利用可能な場所が多少違うので、できれば両方持っておくといいだろう。たとえば、オリコカードの「Orico Card THE POINT」のように、iDとQUICPay両方が付帯するカードも狙い目だ。

アップルペイは特段お得な決済ツールではない。しかし、カード会社によっては、アップルペイ利用者向けキャッシュバックキャンペーンなどを実施するところも。上手に活用し、スマホ決済ライフを楽しんでみてほしい。

(構成=元山夏香)
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