キリン・サントリーの大型合併破談も、業績の好不調が少ない業界特性で年収は安定。分野別トップ企業が2位以下に差をつけるなど、波乱なし、例年通りの展開に。

キリン・サントリーの経営統合白紙に

内需頼みから世界展開へ。勝ち残るのは?
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内需頼みから世界展開へ。勝ち残るのは?

ビール業界、いや日本の食品業界全体が固唾を呑んで見守ったキリンビールとサントリーの経営統合がご破算になったのは、2010年2月のこと。「経営の独立性・透明性が十分に担保されるべきと考えていたが、この点で認識の相違があった」(キリンビール)。「統合比率をはじめ認識の相違があった」(サントリー)。

大方の予想通りで、そもそも上場企業と創業家が約9割の株式を保有する非公開企業との合併には無理があった。それ以上に「あまりに企業風土が違いすぎた」というのがビール業界人の偽らざる感想であった。