リーマン・ショック以降、部品メーカーも含めて業界全体で苦しい戦いが続く。「エコカー補助金」の打ち切りで明るい材料も見えず、各社とも雇用調整を行う兆しも出てきた。

「限界を超えている」壊滅状態の自動車

エコカー補助金特需も終焉。国内生産の縮小進む
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エコカー補助金特需も終焉。国内生産の縮小進む

「“1億円プレーヤー”が上司なので、誤解を招いているかもしれないが、その下で働く我々のような一般社員はもはや我慢の限界を超えています」

日産自動車に勤務する40代の中堅社員は、年収が大幅に減ったショックと役員報酬額のギャップへの不満をこうぶちまけた。

2010年から1億円以上の役員報酬の個別開示が義務付けられ、日産では8億9100万円のカルロス・ゴーン社長を含め6人が1億円を超えた。トヨタ自動車は張富士夫会長ら4人、ホンダは伊東孝紳社長1人だけで、自動車業界の中でも日産の役員報酬の水準はずば抜けて高い。