サークルKサンクスとの合併でどう変わるか
数年前からファミリーマートは大量出店を始めました。2012年2月期には国内店舗数は8834店でしたが、13年には9481店、14年には初の1万店を超え、16年6月で1万1794店舗となっています。さらに今年の9月には「サークルKサンクス」を傘下に収めるユニーグループ・ホールディングスとの経営統合も控えています。統合後は、東京・大阪・愛知の3大都市圏では、シェアが1位になる見込みです。それにともない物流効率もアップするなど、様々な面でコストダウンが図れ、今まで以上にドミナント戦略を進めることができます。
そういった店舗拡大を図りながら、並行して中食(お弁当・お惣菜)改革も進行中です。13年に私がこの会社に来た頃は、正直なところ、トップチェーンの味とは明らかに差がありました。美味しいお弁当づくりには、種も仕掛けもあるんです。ご飯の盛り付け一つでも、機械が無理やり押し込んだような仕上がりより、手で立体的に盛り付けたようなビジュアルのほうが美味しそうに感じていただけるはずです。
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