人間は「協力」する動物である
紛争には闘争か退散か、というアプローチが我々の頭脳に刻み込まれているのかもしれないが、アトランタにあるエモリー大学が発表した新しい生物学の研究によれば、人間には協力したいという衝動も備わっているという。
職場では、かならず何らかの摩擦が起こるものだ。そのときは、自らの最良の本能を受け入れ、解決するために共同型アプローチを取ることだ。そうすれば、摩擦が全面戦争に拡大するのを防ぐことができるだろう。そして貴重な仕事上の人間関係を強化し、将来の紛争も容易に解決できるようになる。また、当初に思い描いた以上に創造的な解決策を見いだすことも可能になるであろう。
※参考文献
From Conflict to Creativity: How Resolving Workplace Disagreements Can Inspire Innovation and Productivity by Sy, Barbara, and Daryl Landau(Jossey-Bass, 2001)
The Complete Guide to Conflict Resolution in the Workplace by Marick F. Masters and Robert R. Albright (AMACOM, 2002)
(翻訳=ディプロマット)