仕事力を磨けば仕事もサポートもうまくいく

仕事関係者がこちらの事情を理解してくれたとしても、もちろん仕事で手を抜いていいわけではありません。むしろパートナーの闘病をサポートする以前よりも、質の高い仕事を仕上げるようにしなければ、すぐに信用されなくなるかと思います。最低でも、効率的な仕事を心がけなければなりません。そうでないと、仕事もサポートもダメになってしまいます。

仕事とパートナーの闘病サポートの両立は、難しいときがあります。私の場合、調子がいいときは、仕事の合間に家事などのサポートをすると、いい気分転換になって仕事の効率化にもつながるのですが、調子が悪いときは、歯車が狂ったようになってしまい、徒に時間ばかりが過ぎていきます。

パートナーのサポートというと、時間の調整の問題と思う人が多いのですが、リズムよく行うことのほうが大事かと思います。たとえば、夕食の買い出しをするのに30分かかる場合でも、買い物に行ったがために仕事のリズムが崩れることがあります。こうなると、何時間も時間を無駄にしてしまうことがあるのです。

私の場合、特に闘病のことで妻と重要な話をするときには、話のもっていき方やしゃべり方、タイミングを計ることに細心の注意を払っています。下手をすれば、お互いにイヤな気持ちになることがあり、1日じゅう仕事のリズムがつくれないこともあるからです。このようなことを繰り返していたら、仕事もサポートもうまくいくはずがありません。

対策としては、仕事力を磨くしかないと思っています。効率よく仕事の完成度を高めることができれば、時間と気持ちにも余裕ができるようになるからです。ひいては取引先の担当者との関係もよくなり、収入アップにもつながる、と考えています。

簡単なことではありませんが、仕事力を磨くことができなければ、パートナーのサポートを続けるのは難しい、といっても過言ではないかもしれません。ですから、どうすれば仕事にやりがいや楽しみを覚えることができるか、どうすれば取引先の担当者がよろこんでくれるか、というところから考えるようにしています。

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