【1】どういうとき転職の決断を下すべきか

「『がん罹患』だけを理由に解雇することはできません」と語るのは、就労世代のがん患者における就労・雇用の実態の調査・支援などを行うCSRプロジェクト代表で、自身も乳がん治療をした桜井なおみ氏。

しかし実際は「辞めてほしい」と言われることもある。桜井氏の団体で実施するがん患者向けの電話相談でもそういった相談は後を絶たない。

「企業側も心情としては続けさせてあげたいと思っても、雇用形態や適用される社員制度、経営状況、職務内容が、本人の身体症状や働き方の希望に合わないケースは存在します。どうしても働き方の折り合いがつけられない場合は、転職や再就職するということも考えることになるでしょう。ただし、それは最後の手段」(同)