私は、お金に不自由しないという意味で、年収3000万円、資産1億円を“幸せな小金持ち”と定義しています。けっこう高いと感じる人もいるでしょうが、それだけあれば、海外旅行にも自由に行けるし、小さな別荘を手に入れられます。
そのためにはビジネスマンとして成功し、お金に恵まれなければなりません。1日の大半を会社で過ごす社員は、ある意味で企業に属することで時間のリース契約をしているわけです。だから、その残りが自分の時間になります。
つまり、ビジネスマンには2つの選択肢があり、成功を勝ち取るには、いずれかの時間を有効に活用するしかありません。とはいえ、現実的には会社にいる時間を充実させ、自分の将来を切り拓いていくということになるでしょう。
しかし、サラリーマンの場合、10年間働いても、給料が10倍ということにはなりません。なぜなら、その年功でノウハウが増す仕事ではないからです。勤続20年だとしても、ずっと同じ仕事をしていたら、20回の繰り返しにすぎません。