大目標を果たすための「行動目標」の立て方
「結果目標」に対しての「行動目標」は、具体化されたわかりやすいマイルストーンとなり、生活リズムに落とし込んだときに本当に達成しているかどうかが自然にわかります。
また、「状態目標」を立てる人にも「行動目標」は重要です。どうやってその状態をつくるのかを日々の行動に変換します。「穏やかに生きたい」が「状態目標」なら、心の平静を維持するように努めることが「行動目標」となります。
仮に社内の嫌いな人物と廊下ですれ違うだけでイライラしてしまうとします。そのとき、自分の心がかき乱されるのは時間と体力の浪費。相手の態度や性格を変えるのは容易ではないから、自分の相手に対する考え方や思考を少し変換する(「あの人も家族のために一生懸命働いているだけなのだ」など)ことを心がけることで、最終的に「状態目標」を達成するのです。
ここまで、「結果目標」「状態目標」「行動目標」の3つをご紹介しました。
具体例として整理します。
(1)【結果目標】得たい結果の目標
・12月までに中小企業診断士の資格をとる。
・6月TOEIC800点を取る
・4月までに体重を3kg落とす
(2)【状態目標】得続けたい心の状態
・穏やかにバタバタせず過ごしたい
・子どもの成長を楽しむ
・常に楽しさを味わう
・刺激と変化を得続ける
(3)【行動目標】結果・状態を達成する行動
[3-1]【結果目標】に対する行動
・朝、5時に起きる
・毎日、朝6時から1時間勉強する
[3-2]【状態目標】に対する行動
・約束の15分前には到着する
・毎日、子どもの動画を撮影してお昼に見る
・家に帰ったら30分以上遊ぶために18時には退社する
という内容です。
あなたの1年の目標を設定する際にぜひこの3つの目標を活かしてみてください。ぜひ、メモを取り出して、今書いてみてください。
そして、書いたら見返すことができるよう、スマホで写メを取る、机の前に貼る、手帳の間挟むなどして見返すことができるようになさってみてください。
私は毎日10分見ますが、どんどん磨き上げて最適化しています。一度の完璧なものをつくるというより、徐々に精度を高めてみてください。