【R】リサーチャータイプ
感情では動かない、冷静沈着な「研究肌」
[叱り方]結論を押しつけず、ミスの原因は本人に考えさせる
自分の頭で考えて、納得しないと動かないタイプなので、ミスしたときも頭ごなしに叱ってはいけない。たとえミスの原因がわかっていても、最初から結論を押しつけたら反発されるだけ。どうしてミスをしたのか、なぜ結果が思わしくなかったのか、自分の頭で考えさせることがポイントだ。「叱るというよりも、一緒に問題点を洗い出し、解決策を導くという姿勢が大切です」(小野氏)
▽効果満点の決めゼリフ「どこが悪かったのか、あなたはどう考えているの?」
[褒め方]雰囲気で褒めるのは逆効果。事実を具体的に褒めるべし
感情では動かず頭で理解するRタイプに対して、Pタイプのように「すごいね~」「やるね~」などとノリで褒めても効果なし。根拠のないおだてには決して乗らず、逆に「どこがですか?」などと冷静に突っ込まれかねず、「この上司、大丈夫か?」と呆れられるだけ。「このタイプを褒めるときは『事実承認』が効果的です。どこがよかったのか具体的な事実をあげて褒めましょう」(小野氏)
▽効果満点の決めゼリフ「正確で丁寧な仕事だね。任せて正解だったよ」
ビューティーアンドサポート代表取締役社長 小野仁美(おの・ひとみ)
日本で最も経験豊かなプロフェッショナル・コーチの一人であり、経営者、管理職をはじめとする個人向けコーチング、企業内コーチング研修やモチベーション研修などの講師として活躍中。
日本で最も経験豊かなプロフェッショナル・コーチの一人であり、経営者、管理職をはじめとする個人向けコーチング、企業内コーチング研修やモチベーション研修などの講師として活躍中。
(構成=田端広英 撮影=遠藤素子)