
三田紀房さん
1958年、岩手県出身。明治大学卒業後、西武百貨店に入社。1年後、家業の衣料品店を手伝うために退社。業績悪化により一時無給状態となるが、漫画家を目指し執筆を開始。30歳でデビュー。高校野球を監督の視点から描いた『クロカン』で人気を博すと、偏差値36の落ちこぼれが東大に合格する様を描いた『ドラゴン桜』が大ヒット。現在ヤングマガジン(講談社)にて『砂の栄冠』を連載中。甲子園には春夏ともに毎回足を運んでいる。
漫画家って家の中にこもっていることが多いんです。僕も週4日家にいるので、外に出たときに出会う人との縁を大切にしています。
親父の知り合いが近くの高校で野球部の監督をしていて、小さいころよく家に遊びに来ていました。日中ぶらっとお茶を飲みに来て、練習が終わったらまたぶらっとビールを飲みにやって来る。そんな自由な彼をモデルに書いた野球漫画が『クロカン』でした。主人公が東大合格を目指す漫画『ドラゴン桜』。これも当時担当だった新人編集者が東大出身だったことが発想の原点になっています。
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