流しの工務店に注意。地元の業者を選ぶ

バリアフリー化のリフォームでは、アフターケアまで考慮に入れると、自分の住む町で店を構えている業者を選ぶといいでしょう。信用がなければ地元で仕事ができません。今多いのがインターネットでリフォーム仲介サービスのサイトを利用して概算の見積もりをとる方法ですが、そのサイトではどういう基準で業者を登録しているのかをチェックする必要があります。最も気をつけたいのが、屋根や外壁の修理をしないと家がもたないなどと飛び込み営業に来る業者です。年寄りがよくリフォーム詐欺に引っかかるのは、こうしたいわゆる「流しの工務店」です。

業者が3社ぐらいピックアップできたら、まず相見積もりをとります。その際に、勝手にプランを持ちかけてくるところは避けるべきです。どういうところで躓いて危ないのか、不自由している点は何かなど話をきちんと聞いてくれる業者を選びましょう。頼むほうもどこを直したいのかをはっきり業者に伝えること。今住んでいる住宅に効果的なバリアフリー化工事を加えるとなると意外に大変なもの。こちらの話を聞いた後、ソフトを含め納得できる提案が出せる業者であれば、バリアフリー化工事の経験が豊富と考えられます。そして打ち合わせの際にはできるだけ書面で記録を残します。交渉中には口約束で終わらせることは絶対に避け、細かいことでも書面として内容を記載することを心がけましょう。

また、リフォーム工事は、水回りの配管などの老朽化で想定外の追加工事が生じる場合があります。このリスクを避けるため、業者に都合のいい「工事代金一式」の見積書で済ませることがありますが、実績のある業者はほとんど前もってわかるもの。しっかり明細を確認しましょう。