健全な家計は、健全な肉体に宿る

どちらも一朝一夕に贅肉のない「健康体」はできあがりません。日々のコツコツとした地道な心掛けが大事です。「正しいお金の使い方」は、いわば「正しい食事の摂り方」。時間がないからと、コンビニ弁当やインスタント麺、どこでも買える清涼飲料水や夜食代わりのスナック菓子などばかりでは、当面の空腹感を満たせても、中長期的な体づくりにはなりません。日々の食事やお金使いは、長い時間をかけて「結果」が出ます。生活習慣のちょっとした差は時を経て、とてつもないギャップとなるのです。

老後も働くことができる健康な体づくりは、健全な家計づくりに欠かすことはできません。医療費が浮くのはもちろん、割安な生命保険に加入できる、働いて収入を得ることができる、そして、心の健康にもつながり、笑顔になれます。笑いは医学的にも健康にいいといわれていますから、正のスパイラルが生まれます。

負担増社会だからといって、縮こまるような生活はつまらないです。限られた大切なお金を何に使って、どうしたら自分や家族が心から豊かになれるのか、前向きにじっくり考えていきましょう。私たちは精いっぱい生きる義務があると同時に、幸せになる権利を持っています。大切なお金は、そのために有意義に使うべきものだと思います。

【関連記事】
なぜ“小遣い0円妻”は老後の備えを食い潰すのか
お金が貯まらない理由は、夫婦の会話にあった!
消費税10%での負担増、年収1000万円でいくら?
「リッチ定年」VS「残酷定年」あなたはどっち?
「老後の備えは300万の定期預金で十分」のワケ