人を誘うのが怖いときの「保険」
続いて、4位以下から、注目の書籍をご紹介します。
第7位にランクインしたのは、『「誘える人」がぜんぶ手に入れる』です。
30代、40代に差しかかり、気の合う友だちと会う機会が減ってきた――。これは、よくある悩みではないでしょうか。お互い自分の生活に忙しく、いつの間にか誘い合うこともなくなった。また誘いたいけど、断られるのが怖い……。そんな不安を抱える人に、おすすめしたいのが本書です。
著者の五百田達成さんは、メディア出演の絶えない心理カウンセラー。「コミュニケーション心理」「ことばと伝え方」「SNSと人づきあい」を専門とし、時代に合ったコミュニケーション術で支持を集めています。
五百田さんによれば、人を誘うのが怖いのは、自分自身を「メインの売り物」にしてしまっているから。そこで、次の3つの「保険」を用意しておくと、誘うハードルが下がります。たとえ断られても「企画が合わなかっただけ」と思えるので、傷つかずに済むのです。
・店の保険:「人気の焼肉店の予約が取れたんだけど、行ってみない?」
・人の保険:「今度、ご飯どう? 同僚の○○も連れて行くよ」
・コンテンツの保険:「有名バンドの入手困難なチケットが手に入ったんだけど、一緒に行かない?」
ほかにも、自分から誘うことのメリットや、無理なく誘うための3つのステップなどを紹介している本書。読めばきっと、人づきあいの幅が広がり、毎日がもっと楽しくなるはずです。
良い「たたき台」をつくる技術
第9位は、『たたき台の教科書』でした。
「仕事力を上げたいけれど、何から始めたらいいのだろう」「中堅として、もう一皮むけたい」――。そんな思いを抱えているなら、ぜひ本書を読んでみてください。
著者の萩原雅裕さんは、日系大企業、コンサル、外資、スタートアップと、多様な環境でキャリアを重ねてきました。さまざまな職場で「仕事ができる人」を見るなかで、優秀な人ほど「叩かれるたたき台」を作っていると確信したといいます。その技術を研究し、一冊にまとめたのが本書です。
萩原さんが提案するたたき台作りは、次の4つのステップで構成されています。
(1)期待する成果を明確にする
(2)現状を把握する
(3)打ち手の案を複数出す
(4)打ち手を1つに絞る
多くの人は、いきなり「とにかくアイデアをたくさん出す」ところから始めているのではないでしょうか。しかし萩原さんによれば、「期待する成果」と「現状」があいまいなままでは、適切な打ち手は導き出せないのです。
長年の研究をもとに、「良いたたき台」とは何かを精緻に言語化した本書。日々の仕事に取り入れていけば、周囲のあなたを見る目もきっと変わってくるはずです。


