名前からその人の人生や価値観を知る

同様に、自分でも相手に覚えてもらいやすいような名前のエピソードを伝えてみるのもおすすめです。

たとえば、私と名前を話題にしてくれる人が話をしたら、きっとこんな会話になります。

私 「水嶋恵利那です。よろしくお願いします」
A 「よろしくお願いします。シマの漢字は、山の横に鳥と書く字なんですね」
私 「そうなんです。水嶋ヒロさんという名前の俳優さんがいたのはご存じですか? 学生時代は、部活の先輩にヒロ君と呼ばれていました」
A 「あのイケメンの! かっこいい俳優さんだからいいじゃないですか。ちなみに、部活に入っていたんですか?」
私 「吹奏楽部です。君づけで呼ばれていたので、他校の子からは男の子かもとウワサされたりして。Aさんの苗字は初めてお会いしましたが、多い苗字ですか?」

私自身も、人の名前のエピソードを聞くのが大好きです。その人の生きてきた人生や、価値観を知ることができるからです。

でも、もしかしたら優しいあなたは、その人は自分の名前を気に入っていない・話したくない事情があるのではないかと心配するかもしれません。

なにせ、名前は絶対に自分では決められないものですから。

名前を覚えようとしてくれると人は嬉しい気持ちになる

私自身も、自分の名前と性格が合っていないような気がして、名前を呼ばれるだけで、顔が火を吹くように熱かった時期も長くありました。

水嶋恵利那『談笑力』(三笠書房)
水嶋恵利那『談笑力』(三笠書房)

今は本当にいろんな名前がありますから、本人がいろいろなことを思っている可能性もゼロではありません。しかし、あなたはそれを一方的に忖度して、触れないように配慮する必要はありません。

自分の名前の話は、誰にとっても少し恥ずかしいこと。自分の名前をどう思ったとしても、名前が自分の大事なアイデンティティなことに変わりはないのです。

そもそも自分の名前を呼んでくれること、反芻してくれること、覚えようとしてくれること自体、人はとても嬉しい気持ちになるのですから、あなたは前のめりに相手の名前を覚えようとし、何度もその人の名前を呼んで差し上げてください。

私も、ぜひ聞きたいです。

あなたの名前には、どんなエピソード・物語がありますか?

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