人といると気疲れするとき、どうしたらいいのか。精神科医のTomyさんは「気遣いをやめる必要はないが、気を遣う場所を選ぶだけで、人との時間はずっと楽になる」という――。

※本稿は、精神科医Tomy『人生迷子 立ち止まったときの処方箋』(ワニブックス)の一部を再編集したものです。

カフェでコーヒーを飲みながら話す男女
写真=iStock.com/RRice1981
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その場その場で、気持ちよくいられる距離を

気遣いがやめられない。

「どう思っているか」を考えすぎて、人といることが疲れてしまう。

たしかにそう考える方もいらっしゃるかもしれません。いろいろな事情がわかるようになってくるから、若いときのように、「勢い」で人とつながりにくくなることもありますよね。

実は私は、逆に若い頃のほうが、人といることに疲れていました。当時は、人との距離感や加減がよくわからなかった。空気を読むのが得意ではない自覚もあって、「読めないなら、せめて気を遣わなきゃ」そうやって、常に緊張していたんです。

そして今は、人といても疲れなくなりました。いや、これは正確な表現ではないですね。厳密に言うと、むやみにみんなと仲良くしようとするのを、やめたのです。

年齢を重ねると、

「この人といると心地いい」
「この人との時間は大事にしたい」

そう思える相手が、だんだんはっきりしてきます。逆に言えば、そこまで踏み込まなくていい関係も、わかるようになってきます。

たとえば、ジムで会う人は、ジムで楽しく話せたらそれでいい。仕事の人は、仕事中に快適でいられたらそれでいい。無理にプライベートまで共有しなくても、その場その場で、気持ちよくいられる距離があります。