63.3%が「自分の価値観」を言語化できない
人生の転機や環境の変化が訪れたとき、「なんだかモヤモヤする」「以前のように頑張れない」と感じることがあります。その原因は、能力不足や努力不足ではなく、自分の価値観が変化していることに気づいていないからかもしれません。
価値観は一度決まったら変わらないものではなく、人生のステージに応じて変化していくものです。大切なのは、その時々の自分が何を本当に大事にしたいのかを理解することです。
家族のために頑張ってきたのにモヤモヤ
▼ケース2 これまで子育てを優先させてきたが、子どもに手がかからなくなって、なんだかモヤモヤ
Bさんは、子どもが小さい頃は「家族との時間を大切にしたい」「子育てを最優先にしたい」という価値観が明確だったため、多少仕事を犠牲にしても納得感がありました。
しかし、子どもの成長によって状況が変わると、これまで自分を支えていた価値観だけでは説明できない感情が生まれるようになったといいます。時間に余裕ができたにもかかわらず満たされずにいます。
対処法 今の価値観を明確にするために、思っていることを書き出そう
子育てを優先させたとき、価値観は明確になっていたはずです。でも、価値観は変化します。今の価値観は、どのようなものでしょうか。今の価値観に目を向け、それを大切にしましょう。
価値観は固定されたものではありません。以前は家族が最優先だったとしても、今は仕事への挑戦や社会とのつながり、学び直し、自分自身の成長を重視したいと考えているかもしれません。
しかし、その変化を自覚できていないと「何が不満なのか分からない」という状態になります。
過去の自分を否定せず、今の価値観で生きる
まずは頭の中にある気持ちや考え、浮かんできた単語を、メモとして書き出してみましょう。言葉遊びの感覚で構いません。
「これから何をしたいのか」「どんな時間に充実感を覚えるのか」「人生で大切にしたいものは何か」といった問いに答えてみましょう。その繰り返しによって、今の価値観が見えてきます。
過去の価値観が間違っていたわけではありません。くれぐれも、過去の自分を否定しないでください。そのときの人生において最適な選択だったのです。

