タワマン住民3000人を納得させる方法

――実際に橋本さんは、一戸あたり約150万円の支出で、初回の大規模修繕をリードして実行されましたが、担当理事、さらには4年間、理事長を務めて、何に注力されましたか

「それはもう、合意形成に尽きます。うちの理事会は15人の理事で運営しています。15人の理事を、修繕にかかわる『施設』グループ、居住者の『コミュニティ』形成のグループ、お金の勘定を担う『財務』グループの3つに分けて、それぞれが執行機関として活動しています。ただし、すべての議案に関して、理事会で理事が全員一致しないかぎり、先には進めないルールにしました。15人がまとまらないと、3000人の住民を納得させるなんて、到底できませんからね」

――3000人の共同体を15人の理事が導くわけだ