「初対面で交換」はLINEよりInstagram

大学生たちも、まだLINEしか使っていなかった中学生の頃は、SNSのように楽しく利用していたようだ。グループLINEで盛り上がったり、カバー画像やステータスメッセージをまめに変えたりと、「LINEなのに、驚くほど長時間使っていた」そうだ。

しかし、InstagramやTikTokなどの他のSNSを始めてからは、LINEにかける時間が減ったと感じている。ただし、利用時間こそ減ったものの、毎日利用するのは変わらない。

LINEは、家族や親しい友人、バイト先の店長などとの連絡用に使われている。たとえば、「明日何時集合?」「夕飯は要る?」「いつシフトに入れる?」といった用件のやり取りが中心だ。ただしつながる相手は限定的で、「知り合ったらまずインスタを交換する。仲良くなったらLINEでつながるけれど、いきなりLINEはない」そうだ。

連絡ツールとしては唯一無二の存在

高校生を対象としたStudyplusトレンド研究所の「SNSに関する調査」(2024年7月)によると、普段一番よく使っているSNSは、LINE(39.8%)、Instagram(32.9%)が多く、次いでX(旧Twitter)(20.1%)の順だ。

中でもLINE・Instagramの利用率は高く、1日6回以上の頻度で使う割合は、それぞれ58.7%、38.7%に上る。1日2〜5回以上の頻度で使う割合も、それぞれ29.4%、24.8%だ。LINEは何と9割が、毎日複数回利用しているのだ。

ただし、それぞれの利用の用途は大きく異なる。LINEは「家族との連絡のため」(85.8%)「リアルの友人と交流するため」(83.3%)が飛び抜けて多い。一方、Instagramは「周囲の友達の近況や情報を得るため」(56.1%)「リアルの友人と交流するため」(50.2%)がメインであり、「家族との連絡のため」はわずか1.4%となっている。

【図表1】高校生の主要SNSの利用目的
Studyplusトレンド研究所「SNSに関する調査」(2024年7月)より

利用時間で見ると、X、Instagram、TikTokは1〜2時間程度なのに対し、LINEは1時間未満と短い。利用頻度が高いにもかかわらず、時間が短いのは、LINEの主な利用目的が「家族との連絡」のためだ。若者にとってLINEはSNSではなく、連絡ツールだ。けれど、連絡ツールとしては唯一無二の必須の存在なのだ。