年賀状は少しずつ減らしていく
身辺整理をしていくうえで、距離感というのはとても大事です。
その年代に合わせて、人間関係が出来上がっていきます。
例えば、お世話になった人に、今後もお世話になるかもしれないという思いも込めて、40代のときには年賀状を700枚近くお送りしました。
つながっていることで新しい仕事が生まれたりします。かつていっしょに仕事をした人で、いまはしていない人でも、またするかもしれないと思って、そういう距離感で年賀状やメールのやり取りをしていました。
しかし、年賀状も70歳を超えてからは、徐々に減らす方向で努力をしてきました。
1年間に100枚近く年賀状を減らしてきて、現在はついに残り100人の方との交流に絞られてきました。あと2、3年で、年賀状も終わりにしたいと思っています。
日本の医療を変える、病院の身辺整理
諏訪中央病院と連携しているリバーサイドクリニックの若い診療所長(当時)が、「地域医療を語ろう」(連続5夜)を企画し実行してくれました。諏訪中央病院の身辺整理が行われました。
諏訪中央病院をやめた先生たちや看護師さんたちが、全国に散っていて、それぞれの地域であたたかい医療を展開中。残っている先生方とインターネットでつながりながら、諏訪中央病院で何を学んだかを語り合いました。
バトンをどうつないでいくかという話題では、彼ら彼女らはこう語り合いました。
どんなに忙しくても、患者さんを怒鳴りつけたりしない。
患者さんや家族を大事にし、職種を超えてお互いを尊敬し合う。
これらは、リーダーの医師がみんなを支配していくのではなく、お互いが言いたいことを言い合いながら、時代を変えていこうということです。
これによって、それぞれの地域で、お互いを尊重し合う人たちや職場が増えていき、日本の医療は変わっていく、あるいは変わり始めてきたような気がしています。

