スマホバッテリーの劣化を早める充電の仕方

「スマホのバッテリーが90%を切ると落ち着かない」「少しでも減ったら、充電ケーブルにつないで100%に保っている」……。

こうした充電の癖がついている人は多いのではないか。

いつでも使えるように万全の状態にしておくのは、一見すると端末を大切に扱っているような丁寧な習慣に思える。しかし、じつは電池の仕組みからすると、これはスマホのバッテリーの劣化を早め、結果として寿命を縮める可能性がある習慣なのだ。

現代のスマホに搭載されているリチウムイオン電池は、電気を限界まで蓄えた「満充電(100%付近)」の状態のときに、内部の電圧ストレスが最も高くなる性質を持っている。

この高電圧の負荷がかかり続けると、たとえスマホを一切操作していなくても、時間の経過とともに電池の最大容量が目減りしていく「保存劣化」が進みやすくなる。

実験室レベルの試験や電池メーカーのデータでは、高い充電率で長期間保管した電池ほど容量低下が大きくなることが報告されている。

つまり、よかれと思って毎回100%の満タンまで充電するのは、バッテリー寿命の観点からは、必ずしも望ましい使い方ではない。

一部の最新スマホには最大充電量を80〜90%で自動ストップする機能が搭載されるようになってきたが、スマホを長持ちさせるためには、100%状態を長く続けないほうが望ましい。

ただし、完全に空っぽ(0%)のまま放置するのも電池を傷める原因になるため、使い切る手前で充電するのがポイントだ。日常的には20%〜80%程度の範囲で使うことを意識すると、バッテリーへの負担を抑えやすい。

充電中のスマートフォン
写真=iStock.com/lightelf
※写真はイメージです

このような使い方を心がけることで、結果としてスマホの交換や買い替えの頻度を減らすことにつながる。

常に満タンにしていると、使っていなくても電池が劣化しやすくなる!

旧式の電化製品を使い続けると出費が増える

冷蔵庫や洗濯機、エアコンなど、電化製品には高価なものが多い。そこで、壊れるまで使わないともったいないからと、古いタイプの機種を使う。残念ながら、こうした人は日々、無駄な出費をし続けている。

近年、電化製品の性能アップは著しい。特に省エネ化は年々、大幅に向上しているのだ。

資源エネルギー庁のデータによると、冷蔵庫の場合、最新型は10年前のものと比べて電力消費が約43%も少なくて済む。年間電気代が2万3000円以上の場合、電気代に換算すれば、年間1万円以上も節約することが可能だ。

ほかの電化製品も同様で、10年前と比べて、テレビは約48%、エアコンは約4%節約できる。電気代を考えると、早めに買い替えるのが結局は得なのだ。

最新型と比べると、電気代が2倍近くもかかる!