5分の「慣らし運転」で休息モードへ
さらに、そこでスマートフォンを見始めたりすると、休んでいるつもりでも脳は刺激を受け続けます。ニュース、動画、SNS、メッセージ。次々に情報が入ってくることで、交感神経の高ぶりはなかなか下がりません。疲れているのに眠れない。休んだはずなのに回復しない。こうした夜の不調は、家に着いてからの過ごし方に原因があることも多いのです。
そこで大切なのは、家に着いたら、いきなり完全停止するのではなく、休息に入るための「慣らし運転」をすることです。
帰宅したら、まず荷物を決まった場所に置く。部屋着に着替える。洗濯物の整理や軽い掃除をする。食器を片づける。明日の準備を少しだけする。こうした小さな用事を、急がず、ゆっくり行います。
ポイントは、頑張って家事をこなすことではありません。活動モードから休息モードへ移るためのつなぎとして、体を少しだけ動かすことです。
体をゆっくり動かしているうちに、呼吸が整い、血流もよくなり、張りつめていた緊張感がゆっくりやわらいでいきます。
慣らし運転は、5分程度で十分です。「これだけやったら休む」と決めて、小さな行動を一つ終える。その区切りが、体に「もう休んでいいんだよ」というサインになります。


