かかとに刺激が入る「正しい姿勢」

まずは叩くタイプの外部刺激をかかとに与えるためのトレーニングを行います。

【かかとウォーキング】

普段の「歩き方」が「健康的な歩き方」へと劇的に改善!
通学通勤に真っ先に取り入れたいトレーニング!

【手順】
(1)両足を肩幅に開いて壁の前に立ち、お尻、肩甲骨、かかとを壁につける
(2)(1)の正しい立ち方をキープしたまま両足を一歩前に出す
(3)両足のつま先を上げ、背伸びして最大3秒キープする
(4)つま先を下ろし、全身の力を緩める。これを5回くり返す
(5)つま先を上げてかかとだけで5歩前進し、5歩後退する

(ポイント!)
普段の生活で取り入れる場合は、(4)までの準備体操をしたうえで最初の1歩目から30歩程度を、つま先を上げてかかとだけで歩きましょう。そうすれば自然と「正しい姿勢」になり、かかとに刺激が入る歩き方になります。

まずは正しい姿勢で立てるようになるための準備運動のようなトレーニングです。現代人の多くは、猫背や骨盤の傾きによって、正しい姿勢で立てていません。体が前かがみになったり、横に傾いたりすることで、かかとに体重が正しくかからず、かかとへの刺激が不十分な状態で日常を過ごしています。

すねの筋肉を鍛えて転倒・けがを防ぐ

かかとウォーキングは、まず壁を使って正しい立ち方を体に覚えさせることから始まります。身体がまっすぐに立つことで、かかとに正しく体重がかかり、かかとが全体重をしっかりと支えられる状態を作り出すのです。これがかかとトレーニングの出発点です。

「正しくしゃがめない人」のほとんどが、前脛骨筋(すねの筋肉)という筋肉が衰えています。前脛骨筋は、しゃがんだときに後ろに倒れないように前に踏ん張る役割を担っている筋肉だからです。

さらに前脛骨筋が衰えると、足首が硬くなり、つま先が上がりにくくなって、床の段差などにつまずきやすくなります。よくつまずく人は、つま先が上がらない人です。つま先が上がるようになって転倒を避けられれば、寝たきりになる人も減ります。

最初はかかとに刺激を与えるのが痛いと感じる場合もあります。そうした方は、靴を履いて普段のウォーキングでかかと歩きを練習してみてください。靴がクッションの役割を果たし、怪我なく負担なく、かかとへの刺激を着実に与えることができます。