大変な子連れ帰省を乗り切る方法

お子さん連れの場合は、事前の「リハーサル」が効きます。思春期のお子さんが挨拶をしぶることもありますが、その場で「ほら、挨拶しなさい」と叱るのは考えものです。行く前に「こうするとおじいちゃんおばあちゃんが喜ぶから、やってみようか」と、説教ではなく遊び感覚で練習しておくと良いでしょう。

もし本番でご機嫌ななめでも、「長旅で疲れてしまったみたいで。この子も会うのをすごく楽しみにしていたんですよ」と、親がさりげなくフォローしてあげればいいのです。

服装に絶対の正解はありません。大切なのは、家族全員でトーンを合わせることと、その家のご両親が何を好むかを知っておくことです。ラフな格好を歓迎する家もあれば、きちんとした装いを好む家もあります。相手の実家を一番よく知っているのはパートナーですから、事前に確認しておきましょう。

迷ったら、薄手のジャケットを一枚持っていくと安心です。急なご近所付き合いなど、何が起きるかわかりません。羽織るものが一枚あれば、どんな場面にも対応できます。

意外と見落としがちなのが足元です。特に女性は、素足は控えましょう。夏の帰省はお盆と重なり、ご先祖様をお迎えする時期でもあります。だからこそ足元はきちんと整える。お子さんは靴下を嫌がるかもしれませんが、せめて義実家に入るまでは履いてもらいましょう。年末年始に年神様をお迎えするのと同じ発想で、ある程度きちんとした装いを意識するのです。

「数珠」で義父母の見る目は変わる

実家に仏壇のあるお宅では、玄関でご挨拶をして家に上がり、あらためてご挨拶をしたあとに「お仏壇にお参りさせていただいてもよろしいですか」とひと言添えて、手を合わせる。これはお盆に限らず、伺ったときと帰るときの両方で行いたい所作です。

仏壇まわりのマナーの出来は、「感じがいい」「育ちが良い」という評価に直結します。そこで、義実家に好かれる人がさりげなく実践している「仏壇マナー」を、三つに絞ってお伝えします。

一つ目は、数珠を準備しておくことです。相手のお宅が仏教のご家庭であれば、これはぜひおすすめしたい心遣いです。

数珠
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ご自身のぶんはもちろん、パートナーのぶん、そしてお子さんがいらっしゃればお子さんのぶんまで用意して、その場でそっと手渡してあげる。ふだん子どもが数珠を持つ機会はそうそうありません。その姿を義理のご両親がご覧になったとき、「ちゃんとしたお嫁さんだこと」と感じてくださるはずです。

数珠は値段ではありません。今は百円ショップでも手に入りますし、ネットでも手ごろに買えます。大切なのは、準備しておこうというその気持ちなのです。