キュウリの価格は昨年に比べて約2倍

地球の温暖化による気温上昇の影響もあり、世界的に幅広い分野でモノやサービスの価格は上昇している。物価の番人である日本銀行は、猛暑・天候による食料品価格の上昇に警戒を強めている。ヒートフレーションは、ある意味で経済政策にも影響し始めている。

足元、値上がりが目立つ品目の一つはキュウリだ。東京都中央卸売市場での価格の推移を見ると、6月上旬ごろからキュウリの価格は上昇し始めた。6月下旬の卸値は前年同期比6割高だった。7月中旬、昨年の同じ時期に比べ、小売価格は2倍程度上昇したところもあった。

キュウリの値上がりの背景は、梅雨時の雨を蓄えた地面から水を吸い上げた後、気温が急上昇してキュウリが巨大化したことがあるという。大きくなりすぎたキュウリは、サイズや食味など規格外品として扱われ、出荷できない。農家の中には、収穫したキュウリの3割程度を廃棄せざるを得ないケースもあるという。