行き当たりばったりの家計を変えればいい

一般的に、家庭で入ってきたお金をその都度必要なものに使い、余れば貯める、足りなければ削るという流れになりがちかと思います。でも会社経営は違います。まず「何を目指すのか」というビジョンを決め、そのために必要な予算を先に決定します。家庭経営においても同じように考えてみてください。教育に力を入れるのか、老後の安心を厚くするのか。

わが家にとっての優先順位を明確にし、必要な金額を先取り貯蓄する。そのうえで今使ってよいお金を各項目ごとに予算立てをして、生活をします。お金を使う順番、予算を立ててから使う、貯める順番に変えるだけで、“行き当たりばったりな家計”から“戦略的な経営”に変わります。

前述したようにわが家では、子どもが希望する進路にすすめるように経済的基盤をつくるという目的を、ビジョンの一つとして持っています。6人全員が私立に進学したいと言い出しても大丈夫なように資産形成をしています。

また、毎月かかるわけではない費用をしっかり確認することが大切です。わが家で予算表としている「紙1枚やりくり表」の特徴の一つは、毎月かかる費用と、1年間にかかる費用とを分けたうえで、一目で両者がわかるように並べていることです。これによって、毎月かかる費用と、そうでない費用をしっかり確認することができます。

【図表2】予算表としての「紙1枚やりくり表」