狙いは精密機械メーカー、防衛産業

「古くからアエロフロートに配置されているSVR、今回報道で注目されたGRU、それにロシアのさらに別の諜報機関であるFSB(ロシア連邦保安庁)のスパイは、それぞれの目的で情報収集しています。こうしたロシアの出先企業にスパイがいるのは外事警察の間では常識です。

アエロフロート日本支社に外交官の身分を持たないスパイを置く理由は、ここには情報が集まるからで、特にパスポートに記載されている個人情報に関心があるのです。日本からロシア各地へ渡航する人の情報もそうですし、日本のメーカーなども含めて、さまざまな企業の個人情報を労を少なくして得ることができる、ロシアにとっては重要な拠点です」

松丸さんは「ただ、今回のロシアの狙いはいつもとは異なるのではないか」と指摘する。