中国軍は西太平洋を目指している
前提として、中国にとって東シナ海は天然ガスや漁業資源を有する海域であると同時に、中国沿岸部と西太平洋を結ぶ海上交通路だ。中国海軍や中国空軍が西太平洋へ展開する際の出入口に位置づけられる。
中国は日本列島から南西諸島、台湾、フィリピンへ連なる島嶼線を「第一列島線」と定め、これを越えた西太平洋でも安定して行動できる能力の獲得を目指してきた。そのために大型補給艦を配備して洋上補給能力を向上させ、空中給油機を増勢して戦闘機や爆撃機の行動半径も拡大した。海軍と空軍による統合訓練も増え、遠方の海空域で運用を続ける態勢を整えている。
結果として近年、中国海軍艦艇が宮古海峡や対馬海峡を通過して西太平洋へ進出する機会が増加。中国軍機も沖縄本島と宮古島の間を繰り返し飛行し、爆撃機、戦闘機、情報収集機などが長距離飛行を実施するようになった。
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