平日夜は打ちっぱなしかゴルフゲーム

クライアントのAさんは月数回ゴルフに行きますが、平日夜は時間があれば打ちっぱなしへ、ないときはゴルフゲームを楽しんでいます。来日して2年ほどのBさんは、週末は観光ドライブが趣味ですが、平日はジムに行くか、寝る前にGoogleマップのストリートビューで次のドライブ先を眺めて、バーチャルなドライブ気分を味わっているそうです。

2020年版のWHO身体活動ガイドラインでは、「中等度の有酸素運動を週150〜300分、または高強度を週75〜150分」が推奨されていますが、同時に、推奨量を満たしていない場合でも、ある程度の身体活動により健康効果が得られるとも述べられています。断片的な活動でも、積み重なれば身体・メンタル・睡眠の質に効果があるのです。

手間いらずだけど健康的な「一食」

忙しくても元気な人たちの2つ目の特徴は、手間要らずだが健康的な“一食”を持っていることです。

働く人の食事の乱れには共通のパターンがあります。朝は食べない(または菓子パンだけ)。昼はコンビニ弁当か外食のドカ食い。夜は疲れて丼や麺類、あるいは飲み会。この食事パターンは血糖値の急上昇と急降下をもたらし、食後数時間のどうしようもない眠気と集中力の低下を招きます。

食事を整えたほうがいいとわかっていても余裕がない人が多い中、忙しくても元気な人たちは、考えなくても栄養が取れる食事パターンを持っています。毎食である必要はなく、忙しい時に頭のエネルギーを使わずいい食事を取れることが大事なのです。

面談で聞いた例では、朝食にオーバーナイトオーツとバナナ、あるいは卵かけご飯とプロテイン、昼はコンビニのサラダとサラダチキン、夜は納豆ご飯ともずく、といったメニューがありました。こうした1食を、忙しい時ほど導入しているのです。

納豆ご飯
写真=iStock.com/Yuuji
※写真はイメージです

もっと栄養価の高い食事にする余地はもちろんあります。しかし、カロリー過剰にならず、それなりに体に良いものを選べていれば、私はこれでいいと思っています。毎食である必要はなく、1日1回や忙しい時だけでも構いません。決めておくことで、「今日は何を食べよう」と毎日考える脳のエネルギー消費を避けられますし、ドカ食いをした後の後悔も避けられます。