今まで管理職に就かなかった事情って、何かありますか?

面接官が知りたいのはココ!
言い訳はいらない
反省の弁と共に、将来に向けて前向きに語ってほしい

面接官は、管理職に就かなかったことを追及したいわけではありません。したがって、「私の前職での課長代理職は、管理職ではなかったのですが、ほぼ課長と同じ役割を担っておりまして」などと取り繕うのはNG。また「元々、私は管理職志向ではないので」、「管理職にあまり魅力を感じていない」といった話は、自分の都合のいい解釈を述べているだけとマイナス評価につながります。

また、「管理職は責任が重くて自分の器ではない」と降格を願い出た公務員の事例がありましたが、ここでこれを持ち出しても、無意味なのはおわかりでしょう。

管理職経験が求められる世代ですから「前職ではポストが空かないとなれず、また年功序列が厳しく、課長に就けるのは最短でも45歳からというルールでした」といった納得感のある理由ならともかく、自分の能力不足で昇進が遅れたなら、素直に反省の弁を述べた方が潔いでしょう。

その後に、管理職への想いやそのポジションでやってみたいことなど、将来に向けての前向きな話に切り替えた方が得策と言えます。

例:45歳男性、大卒。今まで新卒入社した1社にて勤務経験あり。今回は2社目の転職で同業種・同職種(法人営業職)への応募。
×NG!
「組織上の管理層ではありませんが、前職ではアソシエイト職というポジションで基幹業務に従事しており、管理職と同じくらい重責を担っておりました」

実態は管理職ではないのですから、これでは誤魔化しにしか聞こえず聞き苦しいです。

○OK!
「私の努力不足が原因だと分析しています。サラリーマンとして入社した以上、少しでも上を目指したいのが多くの人の本音だと思いますし、私も同じです。他社で役員や部長になっている同級生もいます。環境や条件が違うとはいえ、差がついたなと痛感しています。ただ、昇進を諦めて惰性で仕事をするつもりは一切ありません。

この転職活動もそうですが、少しでも高いポジションに就き、自分の裁量を発揮し、チーム全体や部下の面倒を見ていきたい強い想いがあります。

腐らずに目の前の業務に励み、もしチャンスが巡ってきたら、通常の管理業務だけでなく、これは私だからできることだと思いますが、課長になれないミドル社員の気持ちを汲み、彼らがモチベーションを上げられるしくみづくりに取り組みたいと思っています」

(事実であっても)なれなかった理由の説明に時間をかけるより、潔く力不足を認め、将来に向けての話に切り替えた方が、面接官の心証は良くなるでしょう。