※本稿は、中谷充宏『《AI対応版》30代後半~40代のための転職「面接」受かる答え方』(秀和システム新社)の一部を再編集したものです。
実績だけでは受からない
相手がAIだろうと人間だろうと、ミドルの面接シーンで企業側(面接官)が最も確認したいのは、「成果の再現性」。この点を筆者は10年以上前から公表しています。
「このスキルと実績・経験を、御社でも活かせて、同じような成果を生み出せます」としっかり証明し、納得を得られないと、実績があってもNGということです。
超大手企業での勤務経験がある人が中小零細企業に応募し、輝かしい実績をPRしたとしましょう。これだけだと、「その成果、超大手企業の看板があったからでしょ?」「そりゃ、その会社の名刺があれば、誰とでも会ってもらえるよね」「ウチは知名度も資金力もないから、その超大手のやり方では通用しないんだよね」というのが面接官の評価です。
「経験・実績がある」だけではダメで、応募企業に合わせて、それがどのように活用でき、どう成果に結びつけられるかを「自分の言葉」で説明しなければならないのです。
AIに聞けばカッコいい表現が出てきてしまう
後ほど詳しく解説しますが、この自分の言葉でというのが非常に重要です。
というのも、「私はこういった経歴を持つ40歳の男性だけど、こういう質問に対して、どう回答すればいい?」とAIに聞けば、驚愕のレベルで綺麗に仕上がってきます。
あまりにカッコいいため、「なるほど! こう答えれば良いのか」と目から鱗が落ち、鵜呑みにして暗記する人がいますが、これは「自分の言葉」ではありません。深掘りされると化けの皮がはがれること必至です。AIはカッコ良い言葉を並べたがるし、嘘もつく。皆さんご承知の通りです。
こうしたAIのメリット・デメリットをきちんと把握した上で、専門家の知恵も借り、最後は自分の頭に汗をかいて、自分の言葉で回答案をまとめ上げる。これが最も効率的です。

