いつ、どのタイミングで買うか

個人向け国債は毎月発行されますが、そのときの金利状況に応じて、毎月、金利は異なります。ですので、購入した翌月発行分の金利は、自分が買ったときの金利よりも上がるかもしれませんし、下がるかもしれません。もし、翌月発行分の金利が上がれば、(もう少し待っておけばよかったと)悔しい思いをするでしょう。

とくに固定金利5年物だと、その金利は5年間変わらないので、金利差や購入額によっては相当な差となるわけですから。もし、翌月発行分の金利が0.2%上がっていたなら、購入額500万円の場合、その差は5万円(500万円×0.2%×5年間)にもなります。

もっとも、変動金利タイプなら、購入後も、世の中の金利状況に応じて適用金利は見直されるので大丈夫……と言いたいところですが、実は、その金利が見直されるのは半年ごとです。つまり、変動金利タイプでも、半年間は、金利は変わらないのです。

もし、翌月発行分の金利が0.2%上がったなら、購入額500万円の場合、その差は5000円(500万円×0.2%×0.5年)ですから、ちょっと美味しいものが食べられるくらいの差となりますね。ですので、変動金利タイプであっても、購入直後に金利が上がればそれなりに悔しく、購入するタイミングには悩むわけです(少なくとも、私は悩みました)。

エイヤと買った、その理由とは?

私が購入した時点(2026年6月発行分)での、個人向け国債(変動金利10年物)の過去1年間の金利推移は図表2のとおりです。

【図表2】個人向け国債(変動金利10年物)の適用利率(初回利子)の推移

いま、金利は上昇傾向にあり、この上昇が続くと思うのなら(そして、さらに上げ幅が大きくなると思うのなら)、待てば待つほど、高い金利が望めるので、待てばよいでしょう。

ただ、それだといつまで経っても買えませんよね。実際、個人向け国債の金利が、預金金利と遜色なくなってきた1年程前から、私は購入のタイミングをうかがうも、グングン上がる金利を見ながら、「もうちょっと待てば」……となかなか買えませんでした。