上司や部下、ご近所さん、毎日顔を合わせる配偶者――。私たちの周りには、なぜか一定数「困った人」がいる。厄介なのは、彼らの不機嫌やわがままに振り回され、こちらの機嫌まで損なわれてしまうことだ。だが、相手と戦う必要も、変える必要もない。身近な困った人から自由になる方法とは。

夫婦相談のほとんどが伝わらない「不機嫌」

これまで3000組を超える夫婦と向き合ってきましたが、そのほとんどが何らかの「不機嫌」を抱えています。

一番多いのは、夫婦のコミュニケーションがかみ合わず、「伝わらないこと」にお互いが不満を抱えているパターン。よく言われる話ですが、男性は問題解決型の思考、女性は共感型の思考をすることが多い。妻はその日にあったことをただ聞いてほしいだけなのに、夫はつい「だったらこうすればいい」とアドバイスをしてしまうのです。

すると妻は「全然話を聞いてくれない」と不満を感じます。ところが、よかれと思ってアドバイスした夫は、なぜ妻が不機嫌になったのか理解できず、困惑します。そして、そんな妻に対して、夫も不機嫌な態度で返すようになっていく。これは、どこの家庭でも起こりうる定番の構図です。

(構成=本誌編集部)