影響は「日本のアニメ」にも…
サウジアラビアは厳格なワッハーブ派で、男女が分けられ、女性は家族以外の男性に素顔を見せることはできませんでした。マクドナルドでさえ、席は男性用と家族用に分かれていました。女性席はなく、そもそも女性は男性の家族と一緒でないと外出できないので、家族席だったのです。
これではサウジアラビアの経済発展には限界があると考えたのでしょう。穏健なイスラム政治に転換させ、海外からの投資を呼び込もうとしているのです。その結果、前回、冒頭で紹介したような光景を見ることになったのです。レストランの多くも男性用と家族用という区別がなくなっていました。
皇太子による一連の改革の結果、映画館も誕生しました。それまでは「映画や音楽などの娯楽は天国に行ってから楽しめばいい」とされ、映画館が認められていなかったのですから、大きな変化です。
首都リヤドでは、日本のアニメのフィギュア専門店もオープンしていました。従来のサウジアラビアの常識では、「アニメのフィギュアは、偶像になる」として禁止されていたのですが、これも解禁されたのです。一説にはムハンマド皇太子が日本のアニメファンだからと言われています。


