日本の数学教育に潜んでいる問題

OECD(経済協力開発機構)が行う国際学力到達度調査(PISA)では、日本の数学リテラシーは依然として極めて高い位置にあります。たとえば2022年の調査では、OECD加盟37カ国の中で1位(全体では81カ国・地域の中で5位)につけています。

一方で、アメリカの順位はOECD加盟国中28位(全体34位)でした。そんな中で、アメリカの大都市とその郊外では、ショッピングモールの一角に必ず「KUMON」の青いマークを見るようになっています。ほかでもない日本式の数学を中心とした塾であり、近年はインド式、シンガポール式などに押されているものの、全米で定着しています。

こうした事実からは、日本の数学教育がアメリカを引き離しつつ席巻しているように見えるのですが、実態はそれほど単純な話ではありません。

当記事は「ニューズウィーク日本版」(CCCメディアハウス)からの転載記事です。元記事はこちら
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