クレジットカードを悪用した“転売”

2つ目の詐欺パターンは、相手のクレジットカードで何かを買わせて、それを転売することで現金化する手法だ。

前述のとおり、関西地方で飲食店を営んでいたA氏は、あらゆる経営者仲間から投資のための金を募り、投資に使うと嘘をついて運転資金にしていた。完全に督促を無視することはなく、月に数万円でも必ず返済して関係性を続けた。だが経営していた飲食店が倒産すると、関西地方にはいられない。そこで見知らぬ土地を転々として、新たな“獲物”を捕まえたときにやっていたのが、クレジットカードの手法だ。

たとえば有名ブランドのバッグなどの値打ちが高いものを複数の“獲物”に買ってもらい、手元に1つを残して売りさばく。最初のうちは返済をきちんとするが、徐々にフェードアウトしていくのは投資詐欺のときと同様だ。